こんにちは、うりちき(@urichiki)です。
実は今年の夏に「イタリアのフィレンツェでの挙式」を控えています。
今は時期的に準備もある程度落ち着いたのですが、初めての挙式準備、それも海外挙式で、ここまで来るのにはかなり手探りでした。
「海外で挙式してみたい」と思ったとき、まずどうすればいいのか。誰に相談すればいいのか。どんな段取りで準備は進むのか。
私の経験談ですが少しずつ書き記していこうと思うので、海外挙式を考えている方の参考になれば幸いです。
海外挙式のメリットデメリット
まず、そもそも挙式を海外でするか国内でするか。
まだ決めあぐねているという方のために、海外で挙式を行うことのメリットとデメリットを、国内挙式と比較してみましょう。
海外挙式のメリット
打ち合わせが比較的楽な傾向にある
結婚式準備について調べ、実際に進めてみて分かりましたが、一般によく言われる「結婚式は準備が目が回るほど大変」というのは、式よりもむしろその後の披露宴の方。
海外で挙式を執り行う場合、「式だけ」や「式と簡単な食事会」で済ませることが多く、披露宴や二次会も連続して行う国内挙式より圧倒的に準備が少なくて済みます。
海外挙式で具体的にやらないといけない準備は「式場確保」「衣装や小物決め」「写真やビデオなどオプションの選択」が主となります。
そしてこれらは基本的に全て、国内にある「海外挙式の手配会社」での打ち合わせで済んでしまうので、「海外挙式だから特に準備が大変」ということはないでしょう。
もちろん「こだわりの手作り小物を持った写真を残したい」「遠く海外まで来てくれる参列者のために盛大なパーティを催したい」など、どんな式にしたいかによって準備の量は大きく変わりますよ。
ガーランドなど、写真映えする小物を自作して持ち込むカップルも増えているそうです。
私達の場合、ちょうど自分たちの挙式準備を進めている最中に、旦那さんの友人から国内挙式の二次会での幹事や出し物をお願いされました。
クイズなどの余興の作成や、式場スタッフさんとの度重なる打ち合わせ、機材の持ち込み手配、当日の会計や進行など、ほぼ毎週末が準備に潰れ、いつも温和な旦那さんが珍しくちょっとイライラするほど大変でした…
一般的な国内挙式の流れ「式⇒披露宴⇒二次会」で執り行う場合、よっぽどコツコツと進めるか、たっぷりと準備時間が取れる場合でもない限り、まず2人だけでの準備は厳しいと考えた方が良いでしょう。
国内挙式よりも費用が抑えめに済むことが多い
そう聞くと意外な感じがしますよね。
私達も相談カウンターでそんな話を聞いて「そんなことあるか?」と思いました。
しかし内容を聞くと納得。
先程の準備の件とも被りますが、「海外挙式は盛大な披露宴を行わないことが多いから」ということでした。
結婚式自体の費用は実はそんなに高くなくて、国内・海外ともに数十万~50万前後で済むことが多いようです。(もちろん会場にも拠りますが)
あとはそれにドレスや小物をグレードアップするか、専属カメラマンをつけるか、ビデオを作成するかなどで変動してきますが、私達の場合も6桁台で済みそうでした。
と、ここまでは海外国内共に大差はないのですが、国内挙式が意外と費用がかさむのはやっぱり「披露宴」です。
お料理やドリンク代だけでなく、引き出物や引き菓子、ちょっとしたお土産、また会場の装飾(テーブルのクロス、お花やナフキンなど)も1人増えるごとに増えていくのが基本で、もちろん招待状もありますね。
これを、なんだかちょっと変な話ですがご祝儀と収支計算してうまくやりくりするのが一般的な流れなんだそうです。
式場から移動して披露宴へ
式場内会場や近くのホテル等で行われることが多いですね。
また、もし新婚旅行を海外で考えている場合、「挙式と一緒にしてしまうことで移動費用を抑えやすい」という点も、海外挙式が意外と費用が少ない理由です。
参考までに、挙式にかかった平均費用は、国内挙式が300万円前後、海外挙式が200万円前後となっているそうですよ。
私達夫婦は2人とも「今日の主役!」と目立つのが好きでなく、友人に決して安くないご祝儀をもって来てもらうのもなぁと思い、挙式は海外にして帰国後簡単な報告を兼ねてご飯でも行くかという結論になりました。
やっぱり非日常の特別感が味わえる
一般に海外挙式のメリットを考えるとやっぱりこのイメージですよね。
人生に一度(の予定)の結婚式、どうせならパーッと思い出に残るものにしたかったということも、海外挙式に決めた理由の一つです。
「旅の恥は掻き捨て」じゃないですが、人前で目立つことを恥ずかしがることもなく、開放的な気分で思いっきり楽しめるかな、と期待しています。
この辺りについては是非帰国後ご報告させて頂きますね。
海外挙式のデメリット
参列者が出席しくい
憧れの海外挙式ですが、国内挙式と比べて良いところもあれば、もちろん悪いところもあります。
そのうちの一つが、やはり海外への参列は難しいという点でしょう。
私達の場合も結局、両親・兄弟姉妹の参加となりましたが、祖母などは「是非見てみたかったけれど足が悪いし行けなくて残念」と言っていました。
「国内なら行けるけれど海外はちょっと無理」という方を呼ぼうか考えている場合には、海外挙式はどうしても参加が難しい場合が出てくるでしょう。
また、参加すると決めた参列者についても、「そんなに休みが取れないから、イタリア現地2泊で帰る」という人もいました。
片道15時間前後かかるヨーロッパでトンボ返りをさせるのはちょっと申し訳ないのですが、こればっかりは無理に休ませることも出来ないので仕方がありません。
手配会社の方にお話を聞いたところ、やはりそのような理由で海外挙式(特にヨーロッパ)では本人達のみで執り行う、ということも多いそうです。
どうしても海外挙式がいいけれど参列者の日数が気になる方は、グアムやハワイなど比較的行きやすい場所を選ぶことも必要になるかもしれませんね。
式場の下見が出来ない
海外挙式のデメリットとして、式の前に気軽に下見に行くことが出来ない、という点もあります。
パンフレットの写真ではイメージ通りだったのに、実際行ってみたらなんだかちょっとイメージと違った…なんてこともどうしても起こりうるようですね。
こればっかりはどうしようもないのですが、出来る限りミスマッチの可能性を無くすように、手配会社さんとよく相談してみましょう。
私達の場合、実際に挙式を行った方たちの写真や動画などを見せて頂けたので、設備はもちろんサイズ感や雰囲気も何となく掴めたように思います。
また、インターネットで口コミをチェックしてみるのも多少イメージが湧きやすいです。
更に私は心配性なので、Googleマップのストリートビューで式場やその周囲を散策してみました(笑)
式場によっては中にまで入れるところもあるので、どうしても気になる方は「ストリートビュー」おすすめです。
最近のGoogleストリートビューはすごい。
本当に現地を歩いているような気になれます。
逆に、あえて事前情報を控えておいて当日のドキドキ感を楽しむ、というのも良いと思いますよ。
式場やドレスの選択肢が限られる
日本の手配会社から手配できる海外式場は、一昔前はほとんどハワイなどがメインでしたが、最近ではヨーロッパやアメリカ・カナダ、オーストラリアやニュージーランドなど選択肢が広がっているそうです。
とはいえ、やはり国内挙式と比べると圧倒的に数は少ないです。
日本人に大人気で沢山の人が挙げるハワイ以外では、1つの国あたり10か所ないくらいでしょうか。
その中から、パイプオルガンの有無、ステンドグラスの有無、木造か石造りか、ガーデンはあるかなどの条件で絞っていくと、自ずと式場が決定してしまうような感じでした。
私はかなり優柔不断なので逆にちょっと助かったのですが、「沢山の教会の中からよく悩んで選びたい」という方には選択肢が少なすぎるかもしれません。
もちろん和装や神前式は国内挙式ならでは
また、別記事で触れようと思うのですが、海外挙式ではドレスやタキシードを現地でレンタルすることも出来ます。(これも手配会社に拠ります)
大きな荷物を持って飛行機移動したり、新婚旅行中ずっと持って行かないといけない、というのはかなり大変なので、私達の場合現地レンタルはほぼ必須でした。
となると、もちろん手配会社の現地オフィスに在庫があるものしか選べないので、そもそも選べるドレスの数、当日空きのある型・サイズなど、かなり選択肢は限られます。
もちろん日本から持っていくことも可能ですが、レンタルを前提とした場合、ドレス選びが物足りないと思うかもしれません。
ドレスはやっぱり色々試着してみて決めたいですよね
着てみるだけでも非常にテンション上がります
特にドレスや式場に拘りたい方にとっては、この辺りが一番のデメリットとなるかもしれませんね。
もちろん「中世らしさを残した、歴史ある石造りの教会」「巨大なステンドグラスと荘厳な古いパイプオルガン」など、海外挙式だからこそ選べる選択肢もありますよ。
さいごに
さて、海外挙式のメリットとデメリットを比較してみましたが、どうだったでしょうか。
国内挙式・海外挙式にそれぞれ良い点悪い点があるので、一概にどちらがいいとは言えませんね。
そこで、まずはふわっとしたイメージでもいいので、専門家に相談してみると「自分達の理想の結婚式」が見えてくるかもしれませんよ。
ということで次回は「海外挙式について、まずどこに相談すればいいのか」をお話ししようと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。