こんにちは、うりちき(@urichiki)です。
3月12日は、「半ドンの日」および「サンデーホリデーの日」です。
もしかすると最近の中高生世代以下には「半ドン」というのは、もう通じないかもしれませんね。
「半ドン」というのは、一般に土曜日の半日(午前中)休みの日を指します。
1876年(明治9年)の3月12日に、欧米とのやりとりを円滑にするため、官公庁で欧米と同じ土曜日の半休と日曜日の休日が実施されました。
それまでの日本では、「一六日(いちろくび)」=下1桁に1と6の付く日(31日を除く)が休日となっていました。(つまり、1・6・11・16・21・26日のこと)
「一六日」に馴染みのない方も、その前日である「五十日(ごとおび)」は知っているのではないでしょうか。
毎月5・10・15・20・25日と末日を指す「五十日」は企業の決済日であることが多く、給料日も多くの企業でこの日ですね。
そのためATMや銀行窓口が混みあったり、特に首都高などでは渋滞が起きやすいともいわれます。
「五十日」の由来は諸説ありますが、比叡山延暦寺の赤山禅院へ五日の申の日に参拝すると吉運に恵まれる、と言われたことからその風習が出来たという説が有力ですね。
さて、話は戻って「半ドン」について。
うりちきが小学生の頃には土曜日は午前中だけ学校があり、この日を半ドンの日と呼んでいました。
その名前の由来は大きく2つの説があります。
1つには、皇居で毎日正午に大砲がドンと撃たれていたことから、午前までの土曜日は「ドン」の音と共に仕事が終わる=「半ドン」と呼ばれるようになったという説。
もう1つは、オランダ語で日曜日を「zondag(ゾンターク)」ということから、土曜日は半分が休み=「半ゾンターク」が「半ドン」となったという説。
そんな「半ドン」ですが、官公庁では1992年から、小中学校や一部高校では2002年から完全週休二日制となったことで、単語の知名度もずいぶん低くなってきましたね。
ところで日本で完全週休二日制を取り入れたのは、官公庁より一部企業が先で、最初に制度を開始したのはパナソニック(当時の松下電器)だったといわれています。
「働き方改革」などライフワークバランスの大切さが注目される昨今、一部情報では日本は欧米諸国と比べてまだまだ有給取得率等が低いといいます。
お仕事ももちろん大切ですが、自分の趣味に没頭したり、パートナーや家族との時間も大切に、豊かな人生を送りたいですね。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。