こんにちは、うりちきです。
前回投稿から少しあいてしまいましたが、子供の風邪をもらってダウンしていました。
筋トレと食事・睡眠改善で、昔よりかなり健康体になったと自負していたのですが、『子供がいるともらいやすい&重症化しやすい』という通説を垣間見たようです。
産前産後でサボりがちになっているトレーニングを真面目に再開しないといけないようですね。
さて、無痛分娩での出産レポートについて、前回は「和痛分娩と無痛分娩の違い/病院の選び方」についてご紹介しました。
今回は、私が病院選びの際に重視したことと、最終候補の「聖路加国際病院」と「山王バースセンター」との違いについてお話ししましょう。
無痛分娩の病院選びで重視したこと
夜間・休日に関わらず、可能な限り無痛分娩を行えること
私が今回無痛分娩をするにあたって重要視したのは、とにかく『自然分娩を避けること』でした。
先日も軽く触れましたが、自然分娩でのお産の痛みレベルは『麻酔無しで指を切断する』に匹敵するとも言われているそうです。
私は指を切断したことはないので具体的に痛みは分かりませんが、喜んで体験したいとは全く思えず…
また格闘家の北斗晶さん曰く、出産の痛みレベルは「人生で痛かったことランキング第2位」なのだと。
『アジャコングさんの裏拳』よりも『クワが頭に刺さって大流血』よりも痛かったのだそうです。(ちなみに1位は『治療で頭蓋骨に穴を開けた時』だそうですよ)
……というような話もあり、私の出産における至上目標は『可能な限り痛みを避ける』ことでした。
そうなると、「24時間365日麻酔対応」は必須です。
週末だから、夜間だからという理由で自然分娩となるのは絶対に避けたい事態です。
麻酔のリスクを考慮して、出来るだけ実績のある病院
また、海外ではかなり一般的な分娩方法ではありますが、日本では無痛分娩がまだそれほど広まっておらず、少なからず麻酔によるリスクもあると感じました。
そのため少々お値段が張ってでも、『しっかりと実績のある、麻酔科医の常駐する病院』であることもマストでした。
自宅から通いやすいエリアであること
あとは都内住みなので、『ある程度通いやすく、いざという時に陣痛タクシーで間に合う距離』で調べたところ、候補は「聖路加国際病院」か「山王バースセンター」の2択に絞られました。
「聖路加国際病院」か「山王バースセンター」か
さてこの両院まで絞った後に、どちらにするかは少し悩みました。
ちなみに、聖路加と同じく御三家と呼ばれる「山王病院」も無痛分娩を行っていますが、私が分娩予約を行うタイミングでは夜間の麻酔対応がありませんでした。この度2021年4月から24時間無痛分娩可となったそうなので、次があれば候補にあがるでしょう。
話を戻して聖路加か山王バースか、結論として私は「山王バースセンター」での無痛分娩を選択しました。
比較検討したのは「それぞれの病院の基本方針」と、特に「麻酔開始タイミング」「入院中の母子同室」についてです。
病院の基本方針の比較
判断材料はいくつかあったのですが、特に大きかったのが『病院の方針』でした。
ざっくりと分けると、聖路加国際病院は『自然な分娩、赤ちゃんのための分娩』を重要視し、山王バースセンターは『苦痛のない分娩、お母さんのための分娩』を重要視しているように思います。
麻酔の開始タイミング
まず麻酔の開始について、聖路加では『基本的に自然陣痛を待ってから麻酔開始』に対し、山王バースでは『陣痛促進剤を使用した計画無痛分娩』となります。
入院中の母子同室/別室
また産後の入院中の過ごし方も、聖路加では『基本的に母子同室』であるのに対し、山王バースでは『夜間は母子別室、日中も赤ちゃんを預けることが可能』となっています。
勿論母子の状態や希望等によってどちらも臨機応変に対応はして頂けると思いますが、基本方針としてこのような違いがあるようです。
聖路加国際病院 | 山王バースセンター | |
基本方針 | 自然な分娩 | 苦痛のない分娩 |
麻酔の開始タイミング | 自然陣痛を待つ | 陣痛促進剤を使った計画分娩 |
入院中の過ごし方 | 昼夜母子同室 | 夜間母子別室 |
産後の母子同室について
特に『産後の母子同室』について、聖路加で実際に出産をされた方のレポートを見ていると、出産当日の夜から同室だった方も多いようですね。
私は山王バースでの出産でしたが、当日は赤ちゃんを預けて、なんなら睡眠導入剤を頂いて泥のように寝ました(その前々日から陣痛等で眠れていなかったので…)
陣痛がある間は勿論ですが、臨月に入ると腰の痛みや頻尿、吐き気等で夜通し眠れない妊婦さんも非常に多いと思います。
更に退院後は否応なく夜間の授乳対応が待っているので、久々に朝までぐっすり眠れたのは本当に嬉しかったです。
夜間母子別室のデメリット:母乳育児への影響
ただし、夜間の母子別室にはデメリットもあり、例えば産後すぐに頻回授乳(特に夜間)を行うことがその後の母乳の出に大きく影響するともいわれています。
そのため、特に母乳育児を考えている方には一長一短かもしれません。
ですが勿論体質にもよりますし、夜間同室を行ったから必ず完全母乳でいけるということも、逆に別室だったから母乳育児が不可能ということもないとは思います。
ちなみに私は、入院中は退院直前の1日を除き夜間別室でしたが、5ヶ月現在、母乳+1日1回のミルクで安定しています。
※(2022.08追記)1年2ヶ月現在、栄養のほとんどは食事となりましたが、まだ卒乳していません。幸いにして、特に母乳外来等に行くようなトラブルもなくここまで来られました。
まとめ
今回は「私が病院選びで重視したポイント」と「聖路加国際病院と山王バースセンターとの比較」についてご紹介しました。
山王バースセンターでの無痛分娩ですが、結論として私は概ね非常に満足のいくものとなりました。
もし第2子以降の出産があれば、恐らく同病院が第一候補に挙がると思います。
長くなってきたのでこの辺りで、山王バースセンターでのお産についてや具体的な無痛分娩レポートについては、次回以降でご紹介しましょう。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
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