こんにちは、うりちきです。
2本目の出産レポートでは、お産の兆候(規則的な張りと痛み)〜入院までについてご紹介します。
この日は病院へ行ったり来たりと慌ただしく、計画無痛分娩の予定なのに陣痛がかなり辛い日でした。
前回の『内診グリグリ』が効果を発揮したのか、健診翌日に激しい張りと痛みで起床、急いで病院に向かい診てもらうも「多分まだ」ということで一時帰宅に。
しかしその夜、耐えられない程の張りと痛みで再び病院へ、診察開始時間までひたすら痛みに耐え、ようやく入院&促進剤と麻酔開始することができました。
▼前回記事(山王バースセンターでの臨月の妊婦健診と入院予定日の調整)はこちら▼
▼前回記事(山王バースセンターでの臨月の妊婦健診と入院予定日の調整)はこちら▼
今回レポートは促進剤と麻酔を開始する直前までとなるので、分娩の様子だけ知りたいという方は次回記事(硬膜外麻酔処置&陣痛促進剤を開始)へどうぞ
40w0d(予定日当日)
AM4時 激しい張りと腹痛の波
明け方頃お腹の張りと痛みで目が覚めます。
その後9時過ぎ頃まで4〜10分間隔の痛みが続いたので病院に連絡、一度診てもらう事に。
痛みレベルは「いてててて」くらいで、痛みが来ている間も歩けて話せる程度です。
10時 病院で内診&一時帰宅
10時過ぎ頃に病院に到着、この日は休日だったので救急担当の助産師さんに内診してもらうも、子宮口の様子は前回健診から変わりなし。
その後、NSTをつけている間に張りが規則的になってきて最短3分半おきに、「これはいい感じに波が来てるね」と言われます。
しかしモニター後に再度内診すると子宮口は変わりなし、ここで「希望すれば入院&麻酔もしてあげられるけどどうする?」と聞かれましたが、まだ全然耐えられそうなので一旦帰宅して進行を待つことにしました。
16時 家の近所を散歩
依然痛みの波は10分前後で続くも、まだ余裕で散歩出来るレベルです。
朝の診察時に言われていたので電話で産院へ現状報告、「この状態が朝まで続いてたら入院してね」と言われます。
20時30分 シャワーを浴びて就寝
ずっと10分前後で続いていた痛みの波が、15分〜20分間隔に遠のきました。
まだだったかーと思いながら、普通にシャワーを浴びて寝ることにします。
23時 痛みが再度強まってくる
痛みの間隔が再度10分程に縮まり、痛み自体も次第に強くなってきました。
ちなみに痛みの間隔は『陣痛きたかも』というスマホアプリで計測しています。
陣痛きたかも -今スグ使える陣痛計測アプリ-
App Store
Google Play
陣痛の継続時間や間隔を測るためのアプリです。
痛みがきたら『陣痛きたかも!』をタップ、波が去ったら『おさまったかも!』をタップするだけで、時刻と痛みの継続時間&間隔を記録してくれるのでとても便利です。
病院に連絡する目安になったり、診察時に「何時頃から何分おきの痛みがある」と報告しやすいので、記録は何かしらつけておくと良いですよ。
あと痛みに耐えている間、ほんの少ーしだけ気が紛れます。
ギューっと痛くなってはしばらく痛みが引いての繰り返しで、この頃は『1分間痛い』『10分間痛くない』が交互にやってきています。
40w1d(予定日+1日)
AM2時頃 陣痛4分間隔&陣痛タクシーで病院へ
痛みが強く、とてもじゃないけど眠れそうにありません。この時痛みの間隔は4分。脂汗をかくレベルの痛みです。
朝まで耐えられそうになく、陣痛タクシーで再度病院に向かいます。
ちなみに夜間や休日の麻酔処置・分娩には結構な額の追加料金が発生します。とはいえ背に腹は変えられないので、これらは最初から勘定に入れておいた方が良いでしょう。
統計的にも夜中(特に午前3時前後)に最も陣痛が起こりやすいというデータがあり、『副交感神経優位のリラックスした状態で陣痛が起こりやすい』『外敵に狙われにくいという動物的な本能』など諸説あるそうです。
そのため「絶対に麻酔!」という方は、休日・夜間も麻酔処置をして頂ける病院を選ぶことを強くお勧めします。
2時30分 診察室にてNSTをしながら様子見(陣痛間隔4分)
再度病院に到着。
日中とは別の助産師さんが内診してくれますが、なんと子宮口に全く変化なし。
どう考えても昼より段違いで痛いのに、NSTの張りの値はむしろ昼より低く、一旦そのまま診察室で様子見になります。
4時30分 病室へ移動&NSTをしながら様子見(陣痛間隔4分)
しばらく様子をみるも子宮口の開きに進行はなく、「まだ麻酔&促進剤を入れても進まなさそうだから朝まで待機してみて」と、病室(個室)でNSTを付けたままひたすら痛みに耐えます。
温めると楽だからと湯たんぽを貸し出されるも、まさに焼け石に水です。
痛みは回を増すごとに強く、とてもじゃないですが歩けそうにありません。
今回の出産において、2番目に辛かった時間でした。
9時頃 まだまだ様子見(陣痛間隔5分)
5〜6分間隔の波が引き続きずっと続いています。
痛みの波が来た時には唸るか「痛い痛い」と声を出さないと耐えられないレベルです。
下腹部と腰が内側から捻り取られそうな痛みで、あえて例えるならば『長時間同じ体勢で寝ていて腰が痛くなった時の段違いに酷いやつ+最大限にお腹を下した時の痛み』としておきます。
ちなみにこの時点で、規則的な張りと痛みは前日朝4時から(29時間)、本陣痛と思われる激しい痛みは前日23時頃から(10時間)続いていて、かなり疲労困憊です。
朝まで待ったので病室にて再度内診されましたが、子宮口に変化はありません。
これほど痛いのに微塵も進んでないとは、何か違うトラブルが起きてるのではと不安になり始めます。
「このままだと促進剤入れても進まなさそうだし、一旦帰ってお産が進むのを待ってもらう感じかな〜」と助産師さんに言われて本気で挫けそうになりました。(やっぱり今朝の段階で入院しとくんだったと本気で後悔しました)
9時30分 担当先生の内診
診察時間が始まって、担当の先生が内診にきます。
助産師さんの引き継ぎから「様子見で一旦帰宅」のつもりで診に来たようでしたが、私の顔色を見てすぐに「これは無理そうだから促進剤&麻酔を打とう」と判断してくれました。
これでようやく入院・分娩処置が決まりました。
おわりに
少しキリが悪いですが、2本目のレポートはここまでとなります。
「無痛分娩なのにそんなに長時間痛いとか聞いてない」という方、私も同意見でした。
読んで頂いて分かるように、最初に病院に行ったタイミングでそのまま入院していれば、ここまで痛みに苦しむこともなかったのかもしれません。
しかし今回のように予定していた入院よりも前に陣痛が来てしまった場合、入院&麻酔開始をお願いするタイミングが難しすぎる、と感じました。
今回”痛み”に重きを置いていますが、どうしても主観的なものなので、無理そうな旨は自分から伝えた方が良いのかなと思います。
レポートにも述べたように、自分的にはさっきより痛いのにモニターの値はさほど高くないということもあるので、『10点満点でどのくらい痛いか』『耐えられなさそうな痛みかどうか』をはっきり言えると、先生や助産師さんにも伝わりやすいのではないでしょうか。
また助産師さんにも『割とすぐ麻酔を勧めてくれる方』『出来るだけ頑張ろう派の方』がいらっしゃるので、「絶対痛いのは嫌だ」という方は遠慮せず早めに麻酔をお願いしてみても良いかもしれません。
私は性格上『向こうから提案されないと自分からはお願いしにくい派』なので、メンタルギリギリのところで先生に麻酔開始指示をもらえて本当に助かりました。
(もちろん病院の方針、その方の知識や経験に沿って提案してくれているので、人によって麻酔が早すぎるということもないでしょうし、頑張ろう派の方も打ってくれないことはないと思います。しかし無痛分娩には『お産が長引きやすい』といったデメリットはあるそうなので、しっかりと相談して納得できるタイミングで麻酔開始出来ると良いですね。陣痛が来てしまうと痛みでそれどころではないのですが…)
次回3本目のレポートでは、いよいよ麻酔&陣痛促進剤の開始等についてご紹介します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。