先日、私の地元でもある愛媛県松山市へ、2歳児連れの2泊3日旅をしてきました。
四国は実は見所満載な地域ですが、特に松山市周辺には子供と一緒に楽しめる観光スポットがたくさんあります。
そこで今回はこの旅行をもとに、愛媛子連れ旅行のおすすめモデルコースをご紹介します。
1日目:羽田から松山へ、路面電車に乗って道後の街歩き
【11:00】羽田空港でランチ
【12:10】羽田空港を出発
【14:00】松山空港到着、市内へ移動
【14:30】ホテルにチェックイン
【16:00】道後温泉周辺観光
【18:00】ホテル近くで夕食
羽田-松山間には複数の路線がありますが、今回はJALを利用しました。
子連れ旅行ということで時間に余裕を持って、ゆっくりとお昼の便で出発します。
【11:00】羽田空港でランチ
11:00頃、離陸前に羽田空港のレストランでランチ。
4Fマーケットプレイスにある「黄金色の豚」を利用しました。
飛行機が見えるレストランで、旅の気持ちを高めます。
【12:10】羽田空港を出発
フライト時間は約1時間30分。
離陸・着陸のタイミングで、お水を飲んだりおやつを食べてもらって、気圧差で耳が痛くなることを防ぎます。
【14:00】松山空港到着、市内へ移動
松山空港には、噂の「みかんジュース蛇口」があります。2歳の子供はキョトン顔。
松山空港から市内中心部までは、車で20分程度。
空港や港を含めて街がこじんまりとしているのも、松山の魅力の1つです。
空港に飛行機が到着するタイミングに合わせて「空港リムジンバス」が出ているので、これを活用するのが一番便利です。
乗り逃した場合も、「伊予鉄バス」という市バスを使って移動が可能です。
空港リムジンバスを利用する場合、待合所の券売機で乗車前にチケットを購入します。
市バス利用の場合、乗車時に整理券をとって運賃は後払い。基本的にお支払いは現金のみ&おつりが出ないので注意が必要です。
【14:30】ホテルにチェックイン
ホテルに到着し、チェックイン後、2歳の子供は昼寝を挟みました。
今回のホテルは「ダイワロイネットホテル松山」を利用しました。
新館は2022年10月にオープンしたばかりなので、お部屋も水回りも非常に綺麗です。
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温泉に入るのが好きなお子様であれば「道後温泉エリア」の温泉宿も良いですが、そうでない場合は「大街道エリア」のビジホを利用すればかなり旅費を抑えられるのでおすすめです。
【16:00】道後温泉周辺観光
夕方から、道後温泉周辺を軽く観光しました。
ホテルから道後温泉までは「路面電車」で移動します。滅多にない体験に乗り物好きの子供は大喜び。
ホテル前の「大街道駅」から「道後温泉駅」までは約10分です。
路面電車の運賃は区間にかかわらず一律で後払い。現金支払い&お釣りが出ないので、降りる前に運賃を用意しておきましょう。(車内に両替機あり)
駅前には「坊ちゃん電車」や「からくり時計」「足湯」などがあり、温泉観光地の風情が漂います。
駅から「道後温泉本館」までは、全長約250mのアーケード商店街(道後ハイカラ通り)となっています。
直行すれば徒歩5分足らず、道中の店を覗きながらゆっくり行っても20分くらいと、2歳児連れでもぐずらず歩ける良い規模感です。
途中のお店で「みきゃん靴下」と「母恵夢」を購入。
母恵夢は子供がいたく気に入り、最後に空港でお土産購入しました。
【18:00】ホテル近くで夕食
18:00頃、再び路面電車で戻ってきて、ホテル近くでの夕食を楽しみながら1日目を締めくくります。
私の地元ということもあり、少し高級な居酒屋の「笠組」を利用しました。
あまり大きくないお店なので、曜日や時間帯によっては混み合ったり提供が遅く感じられることもありますが、非常に美味しい瀬戸内の刺身が食べられます。
ハイライト
この日観光した道後温泉周辺は、古き良き日本の風情が感じられる場所です。
特に「坊ちゃん電車」や「からくり時計」は子供たちにも人気で、うちの子供も旅行中にもう一度見に行きました。
坊ちゃん電車は、1日に数便ですが実際に路面を走っており、乗車することもできます。
からくり時計は1時間に1回、音楽が流れてせり上がり、人形達が登場します。タイミングが合えば一度ご覧になってみてください。
2日目:とべ動物園と再び道後観光、宇和島鯛めしを楽しむ
【9:00】レンタカーでとべ動物園へ
【10:00〜14:00】とべ動物園を観光
【14:30】ホテル到着、お昼寝
【16:30】路面電車で再び道後へ
【18:00】道後で夕食
【20:00】ホテルに帰って就寝
【9:00】レンタカーでとべ動物園へ
2日目は朝からレンタカーを借りました。
「ニッポンレンタカー 松山大街道店」は、ホテルのほぼ目の前です。
レンタカーを使って「とべ動物園」へ、所要時間は30分程度です。
途中のパン屋さんでパンを購入して向かいました。
とべ動物園へは、「松山市駅」から路線バスを使って向かうこともできます。
【10:00〜14:00】とべ動物園を観光
とべ動物園へ到着。
白熊ピースが有名な動物園です。入園前から地面に動物の足跡があり、子供は大はしゃぎ。
時間によっては、動物達に餌をあげることもできます。
園内は子供の足でゆっくり回って2〜3時間程度の広さ、途中軽食休憩を挟みながらのんびり回ります。
食事はベンチでパンを食べたり、園内のレストランで軽くいただきました。
レストランはゾウ舎の目の前で、ゾウを見ながらご飯を食べられます。
レストランの近くには「ジップライン」があり、お隣の「こどもの城」まで約700mの滑空を楽しむこともできます。
小学4年生以上で利用できるので、子供がもっと大きくなったらチャレンジしてみても良さそうです。
【14:30】ホテル到着、お昼寝
ホテルに戻って子供はお昼寝、その間にホテルのランドリーで洗濯物を回しておきます。
荷物が多くなりがちな子連れ旅は、途中でお洗濯ができるとかなり助かります。
【16:30】路面電車で再び道後へ
お昼寝から起きた子供のリクエストで、再度路面電車に乗って道後へ。
大好きな『乗り物ずかん』に載っていることもあってか、路面電車を非常に気に入った様子。
何度も乗る場合、財布と別に「小銭入れ」を用意しておいたり、ご当地交通系ICカードの「い〜カード」を購入しても良いかもしれません。
「い〜カード」は松山の鉄道会社である伊予鉄道が販売するICカードで、路面電車やバスなどでも利用できます。(しかし正直Suicaが使えて欲しい…)
【18:00】道後で夕食
2日目の夕食はせっかくなので道後エリアで頂きます。
利用したのは「丸水」というお店で、愛媛の郷土料理である「宇和島鯛めし」が食べられます。
鯛めしのお店はいくつかあるのですが、丸水は【お子様ランチ有り】【ベビーカー入店可】【離乳食持ち込み可】【キッズチェア有り】と、子供連れに優しいのでおすすめです。
人気店なので混み合っていることが多いですが、非常に回転が良いので、意外とすぐに入れますよ。
「宇和島鯛めし」とは、鯛の刺身を、卵や出汁醤油を混ぜたタレにつけて、ご飯にのせて食べる丼料理です。
ちなみに松山で「鯛めし」というと、鯛を混ぜ込んだ炊き込みご飯を指すことが一般的です。こちらも美味しいですよ。
【20:00】ホテルに帰って就寝
道後で夕食を終えた後は、少しだけ散策してからホテルへ帰ります。
丸水のすぐ近くには「道後温泉別館 飛鳥乃温泉」があり、夜はライトアップが美しいので是非見ていってください。
再び路面電車に乗ってホテルへ帰り、道後商店街で買ったみかんジュースで、愛媛最後の夜に乾杯します。
子供は旅行中にすっかりみかんジュースを気に入った様子。
部屋のお風呂にゆっくり浸かってから就寝。
ハイライト
動物好きの子供のためにとべ動物園を観光しましたが、2歳児でも十分に楽しめたようです。
園内は高低差などを上手く使って、出来るだけ檻や柵が少なくなるように展示されているので、動物達を身近に感じられます。
その分、園内には坂道が多いので、ヒップシート等を持っていくと歩き疲れた子供の抱っこが少し楽でしょう。
また夜の道後の散歩も非常に風情があっておすすめです。
市内からのアクセスも良いので、是非旅行中に一度は訪れてみてください。
3日目:双海シーサイド観光、飛行機で東京へ
【9:00】ホテルで朝食
【10:00】レンタカーで双海シーサイドへ
【11:00〜14:00】双海シーサイドで、海を見たり買い物をしたり
【16:30】松山空港でレンタカー返却
【17:40】松山空港出発
【19:00】羽田空港到着、空港で夕食、帰宅
【9:00】ホテルで朝食
旅行最終日、この日はホテルで朝食を頂いてからゆっくりとスタートします。
ホテル1階の「サルバトーレ」で食事をしました。
素泊まりの場合でも、レストランで朝食料金を支払うことで食事が可能です。
洋食がメインですが、「鯛めし」などの郷土料理も頂けます。
【10:00】レンタカーで双海シーサイドへ
再びレンタカーを借りて、今日は海が見たいという私の要望で「双海シーサイド」へ。
所要時間は40分程度です。
もう少し長距離のドライブを楽しみたい、というのであれば、「しまなみ海道」まで足を伸ばすのもおすすめです。
橋を渡って、途中の「大島」や「伯方島」を観光するのも楽しいですよ。
【11:00〜14:00】双海シーサイドで、海を見たり買い物をしたり
11時頃に双海シーサイドに到着。
双海シーサイドは、海水浴場が併設された道の駅です。
2021年頃に改装オープンしたらしく、とても綺麗になっていて驚きました。
旅行したのは9月末なので海には入らず、砂浜や波打ち際で海風を浴びて楽しみました。
子供も初めて見る本格的な海に興味津々。砂場道具がないと怒る場面も。
海を見ながら食事を楽しめる素敵なレストランがありましたが、朝食を食べすぎてあまりお腹が空いていなかったので、売店で軽食を購入。
海風を浴びながら、焼きそばや唐揚げを頂きます。海好きの私にはこれが最高。
一応「じゃこかつ」といった愛媛の郷土料理も販売されています。
(美味しいですが、いわゆる「野菜揚げ」というさつま揚げに近いものを使用しているので、じゃこかつ感は薄いかも…道後エリアで頂く方が地元民としてはおすすめです)
しっかりと海を満喫したら、道の駅でお買い物をします。
お味噌汁がぐっと美味しくなる、「松山揚」という油揚げがおすすめです。
お菓子ならば「ポン菓子」や「伯方の塩せんべい」もおすすめ。
「アゴ出汁」や魚介系のふりかけなども定番土産です。
【16:30】松山空港でレンタカー返却
双海シーサイドを出発し、一瞬だけ実家に顔を出してから、空港へ向かいました。
今回のように、レンタカーを『空港返却』にしておくと非常に便利です。
松山空港のレンタカー店は少しだけ離れたところにあるので、時間には余裕を持ちましょう。
出発の1時間前には返却すると良いと思います。
【17:40】松山空港出発
少しだけお土産ショップを見て、子供のリクエストで「母恵夢」を購入。
飛行機に乗って松山を後にします。
【19:00】羽田空港到着、空港で夕食、帰宅
19時頃に羽田空港に到着。
簡単に夕食を食べてから帰ることにします。
ただし、19時を過ぎると結構なお店が閉まりだすので注意が必要です。
初日のとんかつ屋のお隣にある「ロイヤルホスト」を利用しました。
ファミレスなので当然子連れで利用しやすく、窓から飛行機が眺められます。
軽く食事を済ませて、モノレールで帰路に着きます。
ハイライト
双海シーサイドは、瀬戸内海に触れられるスポットです。
のんびりと波打ち際を歩いてみたり、子供は砂浜での砂遊びを楽しんでいました。
また道後や空港のお土産ショップよりも、地元ならではのものがお安く手に入るので、時間があれば是非訪れてみてください。
旅行のポイント
松山は空港や港と市内中心部との距離が近く、公共交通もかなり便利です。
特に、市内観光には本数の多い「路面電車」を活用するのがおすすめです。
一方、市外へ出る際にはレンタカーを利用するのが良いでしょう。
また今回は利用しませんでしたが、「伊予灘ものがたり」といった観光電車も人気です。
現在、コロナの影響もあり、松山ではタクシーが非常に少ない状況です。配車もできないことが多いので、移動はレンタカーまたは公共交通機関を利用することをおすすめします。
まとめ
2泊3日の愛媛旅行でも、子連れでの観光は十分に楽しめます。
特に道後温泉やとべ動物園は、子供でも大満足のスポットでした。
是非このモデルコースを参考に、愛媛での素敵な時間をお過ごしください。