本の森ちゅうおう(中央区立京橋図書館)紹介【0歳児から楽しめる図書館】

出産・育児

こんにちは、フリーライターのうりちきです。

昨日オープンしたばかりの「本の森ちゅうおう」が、乳幼児連れにも最高の図書館だったので、取り急ぎ簡単にご紹介しておきます。

また学習室も充実しているので、ちょっとしたテレワーク利用もできそうですよ。

「本の森ちゅうおう」は区立図書館なので、館内の撮影は禁止。そのため写真を載せることが出来ません。
新建築(2023年1月号)という雑誌に写真付きで取り上げられていたので、興味のある方はそちらを是非。図書館公式HPにもあまり載っていないので貴重な内観写真です。

¥2,420 (2023/01/10 23:21時点 | Amazon調べ)
スポンサーリンク

本の森ちゅうおうとは

「本の森ちゅうおう」は、2022年12月4日にオープンした中央区立図書館です。(中央区公式HP

もともと中央区役所地下にあった「京橋図書館」が移館し、更に中央区の歴史が学べる『郷土資料館』が併設された複合施設となります。

後述しますが、多目的ホールカフェ屋上庭園なども備えており、図書館としては勿論憩いの場としても活用できそうです。

◆開館時間
月〜土曜日:9時〜21時
日曜・祝日:9時〜17時

◆休館日
第3木曜日、年末年始
(その他、特別整理や保守点検のため臨時休館あり)

中央区立図書館公式HPより)

本の森ちゅうおうは子供連れにも優しい図書館

本の森ちゅうおうは、階ごとにコンセプトや対象年齢を分けた作りとなっていて、老若男女が誰でも楽しめる施設となっています。

各階の特色を簡単にご紹介すると下記のようになります。

  • 1F:エントランス,多目的ホールやカフェ,郷土資料館の常設展示室
  • 2F:乳幼児から小学生向け、親子で楽しめるコーナー,郷土資料館地域資料室
  • 3F:ティーンズ向け,一般文学作品,カード作成や予約/返却ができるメインカウンター
  • 4F:一般図書,CD/DVD,課題解決をお手伝いするレファレンスカウンター
  • 5F:ビジネス,洋書,ラウンジ,交流活動室
  • 6F:屋上庭園

中央区公式HPより館内案内図

今回は乳幼児〜未就学児を連れた親子が主に活用する1F・2Fを中心に、各設備をもう少し詳しくご紹介します。

1F:エントランス,多目的ホールやカフェ,郷土資料館の常設展示室

多目的ホール

エントランスホールを抜けて、エレベーター目の前に多目的ホールがあります。

オープン初日はこども歌舞伎で賑わっていました。

今月は他に、プラネタリウムやヨガなどのイベントが行われるようです。

図書館からのお知らせ一覧(ミニプラネタリウムのスケジュールもこちら)

プラネタリウムは結構頻繁に行っているので嬉しいですね。ゆくゆくは他のイベントも増えるのでしょう。

カフェ

ampere本の森ちゅうおう」というカフェが、施設1Fに入っています。

店内席以外にテラス席有り、建物の外からも直接入れる作りなのでベビーカーでも利用しやすいです。

メニューは主にコーヒーとサンドイッチで、11時までがモーニング(トーストなど)、11時30分からランチ(ホットサンドやハッシュドビーフなど)となっていました。

支払い方法も現金以外に、クレジットカードや交通系IC、QUICPayなど非常に充実しています。

購入したコーヒーを図書館に持ち込むことも可能ですが、ペットボトル以外の「蓋が閉められない飲み物」は、施設内で飲める場所が限られているので注意。

郷土資料館

多目的ホールより更に奥に進むと、郷土資料館の常設展示室があります。

中央区の歴史を伝える資料館で、実物資料以外にデジタル展示がかなり多彩です。

壁のタッチパネルや、床一面に描かれた1950年の中央区の地図は多くの子供が喜んでいました。

是非図書館と合わせて見てみてください。

2F:乳幼児から小学生向け、親子で楽しめるコーナー,郷土資料館地域資料室

2階は主に乳幼児から小学生向けエリアとなっているので、他の階よりも少しだけ賑やかな空間です。

逆に静か過ぎないので、読み聞かせのしやすい環境ともいえますね。

公式HP館内案内図よりお借りしました。2Fの一部(玄関側)がこどもコーナーとして乳幼児向けです。

乳幼児向け絵本スペース

乳幼児向けの絵本は、『おはなしのへや』というスペースを中心に円状に置かれています。

この辺りはカーペットが敷かれていて、靴を脱いで上がるエリアとなっているので、座って読み聞かせをしている親子が多数。

またすぐそばにテラスへの出入口があり、人工芝にクッションが置かれているので、お天気の良い日はここで絵本を読むのも最高ですね。

『おはなしのへや』は、普通に入って利用しても良いですし、週に1回はここで読み聞かせイベントが行われます

0歳から2歳向けの読み聞かせは、毎週土曜日の11時から行われているので良ければ参加してみては。

中央区立図書館『おはなし会』スケジュール

授乳室とオムツ替えエリア

2Fには授乳室オムツ替えのスペースがあります。

授乳室は個室が1つ、一人がけの椅子とミニテーブルのみのこじんまりとした空間ですが、産後すぐでも座れる円座クッションが置かれているのが地味に優しいですね。

オムツ替え台は2台、加えてベビーベッドが1台用意されています。

またミルクのための給湯器もしっかりと用意されていました。

ゴミ箱はありますが使用後のオムツは持ち帰りとなっているので、必ずポリ袋を持参しましょう。

ベビーカー置き場

オムツ替えスペースの隣に、ベビーカー置き場があります。

オープン初日はかなり子供連れで賑わっていて、5〜6台が置かれていましたが全然余裕がありました。

畳まなくても軽く10台は置けそうな広さですね。

混雑している場合は畳むことを推奨されていますが、イベント日でもない限り一杯にはならなさそう。

少し置き場の表記が分かりにくいのですが、本棚の脇などにベビーカーを止めてしまうと本が取り出しにくく邪魔になってしまうので、必ずこちらに置くようにしましょう。(トラブル回避のためにも是非!

またもし万が一こちらが一杯でも、1Fにも置き場があります

こどもといれ

一番驚いたのがこの『こどもといれ』です。

こちらはその名前の通り子供専用のトイレで、大人は使用不可となっています。

普通のトイレに併設されていることはありますが、このように単体での設備は初めて目にしました。

絵本エリアの目の前の位置となっているので、オムツを卒業したばかりのお子様も安心ですね。

つどいの森

2Fからは『つどいの森』という庭に出ることができ、ベンチで本を読んだり、絵本に飽きた子供をお散歩させられます。

建物からつどいの森へは、階段の他にスロープも用意されています

またつどいの森から外階段で本の森ちゅうおうの入り口まで出ることもできます。(こちらは残念ながらスロープがないので、ベビーカーの方は注意!

他設備も簡単に紹介

エスカレーターと階段

エスカレーターは登りのみで、3Fまでは上がれます。

くだりと、4F以上の移動は、階段かエレベーター利用となります。

そのためエレベーターが結構混み合うのが少し難点。

エレベーター

建物中央に2機が稼働。向かって左側が各階止まり5Fまで屋上庭園(6F)に向かいたい場合は右側のエレベーターを利用してください。

こちらのエレベーターは、いずれも定員13名の少々小さめタイプで、ベビーカーは多分2台はいけますが4台は厳しい広さです。

また入り口も狭いので、双子用の幅広ベビーカーだと少し厳しいかも…

大きなベビーカーの方は、1Fのベビーカー置き場に止めてから上がった方が無難かもしれません

今のところ唯一ちょっと残念なポイントですね。

屋上庭園

施設6Fの屋上がちょっとした庭園と、一部がガラス張りの展望スペースとなっています。

6Fなのでさほど眺めが良いというわけではないのですが、ベンチが3つ程置かれているので、お天気の良い日はここで借りた本を読むのも良さそうです。

身体を動かし足りない子供には、よいお散歩スペースとなります。

Wi-Fi

館内にはフリーのWi-Fiが飛んでいます。

メールアドレス登録だけで自由に使えるので便利ですね。

各学習室(ノートPC利用も可)

3Fから5Fには複数の学習室が用意されています。

コンセント付き一人席の『一般学習室』は3F・4Fに計40席あり、館内の端末から予約して利用します。

1時間単位の利用で1日最大4時間の利用が可能、また1時間ごとに再予約が必要なシステムとなっています。(という説明を受けたのですが、複数コマにチェックを入れて連続で取ることもできました)

ティーンズ限定で複数人での学習が可能な『グループ学習室』も、4席×2テーブル用意されていました。こちらも予約制だそうです。

飲食しながら利用したい場合は、5Fの『ラウンジ』が飲食可能な学習スペースです。

ラウンジ1はコンセント付き一人席ラウンジ2はカフェのようなソファ席となっていました。

ちなみにいずれも他の人に背を向けて座る席なので、社外秘の仕事は避けた方が良さそうです。

本の森ちゅうおうへのアクセス

  • 所在地
    東京都中央区新富1-13-14
  • 電話番号
    03-3551-2151
  • 鉄道
    日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅 A3出口から徒歩1分
    有楽町線「新富町」駅 5番出口から徒歩6分
    都営浅草線「宝町」駅 A1出口から徒歩7分
  • 江戸バス
    「八丁堀駅」からすぐ
  • 駐輪場
    駐輪台数:68台
  • 駐車場
    駐車台数:24台
    駐車料金:初回30分無料・以降30分ごと200円
  • バイク置き場
    無し

中央区立図書館公式HPより)

本の森ちゅうおうは、住所としては新富町1丁目ですが、最寄りは「八丁堀駅」です。

駅のA3出口を出て右に行けばすぐですね。

一点非常に残念なことに、この八丁堀駅(日比谷線)にはホームから改札へのエレベーターがなく、ベビーカーは階段を抱えて上がるか、難しい場合は駅員さんを呼ぶ必要があります

また京葉線利用でエレベーターを使う場合は、A3へは向かわず、改札目の前のB2出口から出るようにしましょう。(駅内を移動すると途中に階段があります)

中央区内を巡回する江戸バス利用であれば、「③八丁堀駅」の停留所が本の森ちゅうおう目の前となります。

中央区公式HPのアクセスページ

まとめ

12月4日にオープンしたばかりの「本の森ちゅうおう」について、取り急ぎご紹介しました。

カーペットに座って読み聞かせができる、おはなし会などのイベントが定期的にあるなど、非常に乳幼児連れにもおすすめできる図書館となっています。

オープン当日(日曜日)と翌日(月曜日)の両方行ってみましたが、やっぱり圧倒的に平日が空いていますね。

11時頃から段々と人が増え始めたので、混雑を避けたい方は平日朝一が良さそうです。

私も今後、週数回ペースで通う予定なので、またお伝えしたい情報が出たら逐次更新していきますね。

タイトルとURLをコピーしました