こんにちは、うりちきです。
今回から4回に渡って、山王バースセンターでの無痛分娩の出産レポートをあげていきます。
本記事(第1回)では、分娩から少し遡りますが、「臨月(36w)に入ってからの妊婦健診」と「お産の進み具合をみながら入院予定日を調整」についてご紹介します。
山王バースセンターでの妊婦健診の内容や無痛分娩までの流れ、臨月の体調やお産の兆候等について知りたい方は参考にされてみてください。
また、ここは飛ばしてもう少し先が見たいという方は、次回記事(真夜中の陣痛〜緊急入院)へどうぞ。
また前回記事でもご紹介しましたが、山王バースセンターでの計画無痛分娩の基本的な流れは下記のようになっています。
山王バースセンターでの計画無痛分娩予定(復習)
❶分娩前日の午後に入院
❷バルーンを入れて一晩寝る
❸翌朝子宮口が3センチ開いたら促進剤&痛みを感じたら麻酔導入開始
❹夕方頃に分娩
36w(予定日約1ヶ月前) 健診が毎週に&NST開始
妊娠36週、出産予定日の約1ヶ月前です。
ここからいわゆる『臨月』と呼ばれる期間となり、妊婦健診が【2週に1回】から【毎週】になります。
ちなみに、早産でない『正期産』となるのは37wからだそう。
『臨月』:妊娠36週0日〜39週6日の期間
『正産期』:妊娠37週0日〜41週6日の期間
『正期産』:生産期の間に出産すること
厳密には『正期産』と『正産期』は上記のように意味が異なり、医学用語は『正期産』のみですが、どちらも同じように使われることが多いですね。
山王バースセンターでは、ここから健診にNST(ノン・ストレス・テスト)が追加されます。
赤ちゃんの元気な心音が聞こえて一安心ですが、NST中はしばらく横になっているのでついウトウトしそうになります。
NST(ノン・ストレス・テスト)
ノンストレス、つまりお腹に緊張(=子宮収縮)のない状態で、胎児の心音を測る検査のこと。
「胎児心拍数モニタリング」とも呼ばれます。
お腹の表面に吸盤のような2つの器具をくっつけて、それぞれ『子宮の収縮具合』と『胎児の心拍数』を測ります。
胎動のタイミングにもよりますが、だいたい20〜30分かかり、計測中は仰向けに横たわったまま動けないのでとても眠くなる検査です。
病院によっては胎動を感じた時にボタンを押したりもするそうですが、山王バースセンターでは特に何もせず横たわってモニターを眺めるくらいです。
また私の場合、この時期からお腹が張ることが増えました。
健診(内診)後やその翌日は特に張りや軽い痛みが起こり、夜なかなか眠れないことも。
それがなくても臨月のマイナートラブル(腰痛や関節痛,吐き気,息苦しさ,頻尿,etc…)のため夜通し寝れた日はありませんでしたが……
産後の寝不足はよく耳にしますが、産前も寝れないとは想定外でした(個人差は大きいと思います)
37w4d(予定日2週間前) 健診&入院(分娩)予定日が仮決定
妊婦健診では内診(通称「内診グリグリ」:とても痛い)で子宮口の固さや開き具合を診られます。
お産が近づいて赤ちゃんが出口へ降りてくると、次第に子宮口が柔らかくなってくるので、その具合でもうすぐか否かが分かるのだそうです。
この週の健診では、かなり子宮口や子宮頸管が柔らかくなってきているとのことで、入院予定日を39w6d→39w2dへ前倒ししようという話になりました。
臨月の妊婦健診で行う「内診」(内診グリグリ)
お産の進み具合(子宮口の固さや位置,子宮頸管の長さや柔らかさ,胎児の頭の位置等)を診るために、膣内に手を入れて触診すること。
子宮の入り口辺りまで触られるのでかなり痛い。
また「内診グリグリ」という表現は、人によって臨月の内診全般に使われたり、その中でも特に「卵膜剥離(詳細は後述)」という処置を指すことも多い。
38w4d(予定日10日前) 健診&入院前PCR検査
前回の健診から入院予定日が前倒しになったので、この日に入院前PCR検査を行いました。
山王バースセンターでは配偶者1名の立ち合いが可能だったので、配偶者も同じく検査を行います。
しかし検査後の健診で思ったほど子宮口の開きが進んでおらず、当初の予定から入院日を1週間後ろへずらすことを検討されます(39w2d→40w2d)
ここで先生から先程のPCR検体を検査に出すかキャンセルするかの選択肢を与えられます。
①検査に出す → この後1週間以内にお産の兆候がない場合は、来週の入院前に改めて検査が必要。再検査費用は本人+配偶者共に実費負担で計3万円!
②キャンセルする → 来週の再検査までに産気づいた場合、緊急入院からの出産&配偶者の立ち合い・面会不可&母体の緊急検査結果が出るまで産後も母子隔離!
究極の選択です。先生の所感では「まだ先だと思うけどお産に絶対はないからねぇ、でも3万円は高いよねぇ、良い焼肉食べれるよねぇ」だそう。
悩んだ末に保険代として3万円を追加で支払い検査してもらう事にしました。出産一時金42万円の7%です。
39w5d(予定日2日前) 健診&PCR検査(2回目)&入院予定日延期
先週の健診以来、お腹の張りや痛み、茶色いおりものは発生するものの出産には至らず、無事2回目のPCR検査です。鼻奥に綿棒を刺されて軽く涙が出ます。
検査後に健診でしたが、なんとお産の進行は先週から一歩も進んでおらず。
あまりに赤ちゃんが降りてこないので、骨盤が狭い(狭骨盤)のではないかと念のためにレントゲンを撮られました。
入院予定日は更に伸びて結局40w2dに(出産は翌日40w3dの予定)
いつもよりも、かなり激しめの内診(恐らく卵膜剥離)で刺激を与えられます。めっちゃ痛い。
卵膜剥離
子宮頸管内に手指を入れて卵膜の一部を剥がす処置のこと。
卵膜や子宮壁が刺激を受けることで、お産の準備(子宮頸管が柔らかくなったり子宮口が開いたり)が進み、陣痛が起きやすくなるといわれている。
個人差があるそうですが、私は結構痛かったです。
39w6d(予定日1日前) 内診出血?おしるし?軽い生理痛のような痛み
内診グリグリの翌朝、起きてすぐのお手洗いで、ドロっとした赤褐色の血の塊が出ました。
少しびっくりするも、昨日の内診後に「今回は出血(内診出血)が多いだろう」と言われていたのでそれと判断、生理痛のような鈍痛がありますが全然我慢できるレベルです。
この日は1日中、お手洗いのたびに軽い出血や、おりものの塊のようなものが出ます。
しかし本陣痛に繋がることはなく就寝。
おわりに
この翌日から進展が多いので、ひとまず1本目のレポートはここまでにしておきます。
今回は「臨月の妊婦健診(NSTや内診)」「山王バースセンターで行う計画無痛分娩の入院予定日の決め方」についてお話ししました。
私の場合、お産の兆候がなかなか来なかったこともあって、分娩・入院の予定日を決めるのに難儀しました。(またコロナ禍のせいで出費が増えました)
『計画無痛分娩』と聞くと、予定日を自由に決められて優雅に入院、と思われる方も多いかと思いますが、実際はそう簡単でもないようです。
産院によっても様々だとは思いますが、山王バースセンターの場合、一定以上お産の兆候が見られないところに陣痛促進剤は使ってもらえないので、自然分娩と同じく赤ちゃんが降りてくるのをひたすら待つことになります。
※蛇足的追記:妊婦さんの周りの方へ
この期間に非常に不安を感じる妊婦さんも多いです。昼夜あまり寝られず、破水や早剥などの不意の事態も恐れながら、僅かな兆候も見逃さないよう気を張り続けている方も多いので、周りの方は悪気がなくても「まだ?」「いつ頃産まれそう?」などとは聞かないようにしてあげてください。「そんなの私が一番知りたいわ!」となりかねません。(私の実体験です)
さて次回、2本目のレポートでは「ようやくお産の兆候〜緊急入院」についてご紹介します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。