こんにちは、うりちきです。
こちらの記事では、先にご紹介した「入院持ち物リスト」のうち、【入院バッグ】の中身について詳しく解説します。
「実際にどのタイミングでどう使ったか」「どのようなタイプのものが便利だったか」「荷物を減らすために省いて大丈夫か」といった観点で説明しているので、準備の際に参考にしてみてください。
持ち物リストだけ見たいという方は下記からどうぞ。
また【陣痛バッグ】の中身についてはこちらを参考にしてみてください。
それでは早速、入院バッグの中身を見ていきましょう。
入院バッグの中身
前開きのパジャマ 数枚
産褥ショーツ 3〜4枚
産褥用ブラジャー 数枚
院内で着る羽織り物(カーディガンなど)
必須品(ただし衣類なので、枚数や種類は人による)
衣類は入院中に必要な枚数分用意しましょう。陣痛バッグに一泊分を入れていると思うので、入院泊数マイナス一泊分です。
山王バースセンターでは、経膣分娩の場合は通常4泊5日、帝王切開の場合はプラス2泊程入院が長引くと言われました(いずれも経過を見ながらとなります)
病院内(山王病院側:建物自体は繋がっています)にコインランドリーもあるようです。
配偶者などに、差し入れの形で追加衣類をお願いするパターンもよく聞きますね。
面会可であればお洗濯物も引き渡せるのですが、コロナ禍で面会禁止なので難しいかも……『ナースステーションにて入院者→面会者の荷物預かりも可能なのか』は聞きそびれました。検討している方は必ず事前に聞いてみてください
産後は人にもよりますが悪露が多いので、ショーツだけでも多めに入れておくと良いかもしれません。
産褥ショーツとは下記のようなショーツで、股の部分が防水かつマジックテープで開くようになっており、ベッドに横になったままで産後の内診をスムーズに受けることが出来ます。
生理用ショーツで代用可としているサイトも見られますが、恐らく内診のための着脱がかなり大変になるので、個人的には産褥ショーツの購入をおすすめします。
私は陣痛バッグ内のものと合わせて4枚用意したのですが、悪露による汚れなどもあり、途中で洗わないと足りなくなってしまいました。
産後に生理用防水ショーツとしても使えるので、少し多めに用意しても良いと思います。
また個室を出る際には、カーディガンなどの羽織り物を着ることを推奨されます。(病院からの指定持ち物リストにもあります)
育児指導等で部屋を出る機会は何度かあるので、羽織は最低一枚入れておきましょう。
特に売店に行く場合は、山王病院のロビーを通ることになるので、あまりに薄着な格好は不可です。
自分が退院時に着る服
必須品(ただし私は持参せず)
(私のように)ズボラな方は、荷物削減のために入院時に着ていた服でもOKと思います。
強いていうなら、浮腫や、人によっては帝王切開の傷があるので、締め付けのキツい服は避けた方が無難かと。
前開きワンピースなどがかさばらず、着るのも楽なので、個人的には適していると思います。
赤ちゃんが退院時に着る服 (肌着+ベビー服)
おくるみ(バスタオルでも可)
必須品
赤ちゃんは、入院中は病院の肌着を着せられていますが、退院時にはおむつ一枚になるので、何か服が必要です。
この時のために『セレモニードレス』を用意する方も多いですね。
退院時の赤ちゃんは、服を着て”おくるみ”で包んだ状態で、抱っこして帰ることになります。
この”おくるみ”ですが、不要じゃない?とも思いました。が、生まれたての赤ちゃんは全身ふにゃふにゃなので、新米パパママが上手に抱っこするためには【おくるみで固定が必須】です。私が仮に2人目を出産するとしても必ず持っていきます。そのくらい『抱っこのしやすさが段違い』です。
余程寒い時期でなければ、最低限『肌着+おくるみorバスタオル』があれば大丈夫かとも思います。(赤ちゃんは意外と暑がりです)
ガーゼハンカチ 5枚程度
必須品…のはず
必要と冊子に書いてあって、何かに使った気はするんです……が、忘れちゃいました。沐浴だったかな……?
一応指示通り入れておきましょう。退院後もお世話でよく使うので、枚数用意しておくと便利です。
お菓子や軽食
お好みで
入院中に食べるもの。ご飯は3食(+3時のおやつ)が出てくるので、間食用です。
つわりもなくなり、分娩で体力を使い、授乳もするので、なんだかとてもお腹が空きます。私は少食な方ですが、毎食完食してそれでもちょっと物足りなかったです。
チョコやグミなどさっと食べられるものが便利。赤ちゃんのお世話があるので手が汚れるものは避けた方がベターです。
よく挙げられる『ウィダー系のゼリー』ですが、間食としてはおすすめです。しかし無痛分娩の場合、分娩中には食べられないので注意。全て入院バッグでOKです。
水
必須ではないが、絶対にあったほうが良い
入院中に飲めますし、いざという時(=分娩中に陣痛バッグ内の水が切れた時)は、入院バッグから追加を取ってきてもらえます。
また別記事で書きますが、分娩中の水の残量は死活問題です。
院内に自販機や売店もあるので、入院中は足りなくなっても大丈夫。
現金(小銭や千円札,自販機等での買い物用)
あった方が何かと便利
大きいお金は要りませんが、数千円程度入れておくと、ちょっとした買い物が出来ます。
水やお菓子、衣類など足りなくなったものを買うために。
蒸気でホットアイマスク
蒸気の温熱シート
人によるが、あったほうが幸せになれる(気がする)
これも別記事にて述べますが、これらがあると入院生活のクオリティがあがります。おすすめ。
人によっては目薬やマウススプレー、フェイスパック等もあってもいいかもしれません。
退院後の怒涛のお世話に向けて、体力気力を回復するため、入院中はなるべく快適に過ごしましょう。
冷えピタ
ボディシート
あると便利
私は、産後しばらくはホルモンバランスのためか、やたらと火照ったり汗をかいたりしました。
ボディシート(フェイスシート)があると、寝る前や起床後に手軽に身体をさっぱり出来て便利。冷えピタは貼って寝るとなんとなく気持ちが良いです(ちなみに熱を下げる効果はないそうです)
ティッシュペーパー 1箱
あると便利
一応病院にも準備がありますが、小さくてちょっと使いにくいので、普通のやつが1箱手元にあると何かと便利。
紙箱でなくビニール包装タイプが、かさばらなくて良きと思います。
マスク
必須品
コロナ禍出産の必須アイテム。不織布が推奨されています。
育児指導等で個室を出ることも多いので、最低でも日数分は入れておきましょう。
産褥用ウエストニッパーや骨盤ベルト
必要な方のみ
私はウエストニッパーは持っていませんが、骨盤ベルトは産前〜産後半年頃よく使いました。
骨盤周りがグラグラして歩きづらいのが、かなりサポートされます。
入院バッグにも入れていて、退院時に巻いて帰りました。
こういう『産前も日常的に使うもの』は、つい入れ忘れやすいので注意です。特に「計画入院」でなく「陣痛からの緊急入院」の場合、慌てていてすっぽ抜けます。玄関扉の目線の高さなどに付箋でメモしておくと良いかもしれません。
ちなみに私が使用していたのは下記の商品です。産前〜産後にかけて使えるタイプとなります。
母乳パット
必要な方のみ
これはかなり人によります。初日から無いと服がボトボトになってしまう方もいれば、退院までほとんど必要ない方もいます。
母乳育児の場合、退院後いずれは必要になるかと思うので、買っておいて少し忍ばせておくと良いかと。(もし足りなければ確か売店で買えたと思います)
搾乳機
必要な方のみ(病院で貸し出しあり)
賛否両論のグッズです。助産師さんでも「母乳育児に必須!」という方もいれば、「乳腺炎になるからダメ!」という方もいます。
個人的な見解としては、『母子ともに授乳が下手な時や、赤ちゃんが授乳拒否の時にも、母乳をあげられる』『時間のある時に搾乳しておいて後ほどあげる、ということができる』といった観点から、1つあると非常に便利だと思います。
しかし、産前に購入して入院バッグに入れる必要があるかと言われると、さほど急ぐこともないかなと思います。
山王バースセンターでは電動・手動共に貸し出ししてくれるため、まずは入院中に試してみてからAmazonでポチっても、恐らく退院までには届くので。
ちなみに個人的には絶対電動(以下のタイプ)がおすすめです。手動はマジで腱鞘炎になります。
まとめ
以上、今回は【入院バッグ】の中身解説でした。
陣痛バッグとの違いは、『基本的には入院生活で使うもの・退院時に使うもの』を入れるということですね。
くれぐれも『分娩時に絶対に欲しいもの』は、陣痛バッグの方に入れてください。
また山王バースセンターの場合は、日中もお願いすれば赤ちゃんを預かってくれますし、無痛分娩であれば身体的なダメージも比較的少ないです。
そのため、入院バッグの方は「もし不足するものがあっても売店に買いに行けばいいや」くらいの気持ちでも大丈夫だと思います。
- 【入院バッグ】に入れるのは、『入院生活と退院時に使うもの+赤ちゃんの衣類』
- 陣痛バッグと違って、不足品は売店で購入できるので、準備はさほど深刻にならなくてOK
【陣痛バッグ】の中身についてはこちらを参考にしてみてください。
これって陣痛バッグ?入院バッグ?と悩んだら、下記記事も参考にしてください。
▼【山王バース×無痛分娩】入院準備 陣痛バッグと入院バッグ
また入院グッズの準備は「どんなに遅くても臨月(36w〜)」です。
▼【山王バース×無痛分娩】入院準備 持ち物準備のタイミング
※各記事をアップ次第、リンクを貼っていきますので暫しお待ちください
ここまでお読み頂きありがとうございました。