こんにちは、うりちきです。
2021年6月に山王バースセンターで無痛分娩を行ったので、出産体験記録やその際に調べたことをまとめています。(→実際の出産レポートはこちらからどうぞ)
さて今回記事では、出産入院準備の補足情報として「陣痛バッグと入院バッグの違いって何?」「そもそも荷物を分ける必要があるの?」という疑問にお答えします。
入院時のおすすめ持ち物リストと各アイテムの解説については、下記の過去記事からチェックしてみてください。
▼【山王バース×無痛分娩】入院準備 持ち物リスト(完成版)
▼【山王バース×無痛分娩】入院準備 持ち物リスト(詳細説明版1/2)【陣痛バッグ】
▼【山王バース×無痛分娩】入院準備 持ち物リスト(詳細説明版2/2)【入院バッグ】
まずは「荷物は分けた方がいいの?」「計画入院なら必要ないんじゃない?」という疑問について、結論として私の意見は「どなたも是非分けておくべし」です。
それではまず、荷物を分ける理由についてみていきましょう。
陣痛バッグと入院バッグに荷物を分ける理由
荷物を分ける理由1:緊急時にさっと荷物を持って病院にいくため
以前に当ブログ内でご紹介した「持ち物リスト」でも、荷物を【陣痛バッグ】と【入院バッグ】の2つに分けていました。
最近はこのように出産のための荷物を2つ(ないしは3つ以上)に分けることが一般的となってきています。
その最も大きな理由はずばり、
「もし1人の時や外出時に陣痛が始まった場合、全ての入院荷物を持って病院に行くことは難しいから」
となります。
分娩および入院に必要な荷物は、本当に最低限としても『母子手帳やお財布などの貴重品・入院書類・飲料水・泊数分(最低4泊5日)の衣類一式・赤ちゃんの退院時衣類一式(おくるみ含む)・洗面用具・各種充電器』などが含まれます。
単純に4泊5日の旅行に行くことを考えると結構な大荷物になることは予想できますよね。(しかも帝王切開の場合は2泊程度延長されます)
そのような荷物を陣痛や破水が起こった状態で1人で運ぶことは大変……そのために『入院手続きや分娩中などすぐに使う荷物』だけ別にしておくのがベターという訳です。
山王バースセンターは「計画入院」だから大丈夫?
ところで、山王バースセンターでは『事前に分娩日を決めてその前日に入院する』という計画入院スタイルをとっています。
▼山王バースセンターの基本的な入院の流れについてはこちらからどうぞ
事前に入院日が決まって悠々と病院に行けるのだから、荷物は大きなキャリーケース1個でも良いのでは?
……はい、私も実はそう思っていました。
しかし実際には入院予定日前に陣痛からの緊急入院となり(入院までの経緯はこちら)、計画無痛分娩も予定どおりにはいくとは限らないことを学びました。
そのため、無痛分娩や計画入院の方もやっぱり荷物は分けておくが吉、だと思います。
荷物を分ける理由2:院内の移動や入院生活がスムーズ
また荷物を2つ以上に分けておくメリットとして
荷物の出し入れがしやすく、病院内の移動や入院生活が快適になる
ということもあったのでお伝えしておきます。
例えば、分娩時に喉が乾いてお水を取り出したいのに、日数分の着替えに埋もれてなかなか出せないとイラッとしそうですよね。
また入院中も赤ちゃんのお世話で大変な時に、必要なものは出来るだけさっと取り出したいですよね。
そのため『主に分娩中に使いたいもの』が入った陣痛バッグと、『入院生活で使いたいもの』が入った入院バッグに分かれていると便利という訳です。
入院中に衣類の汚れ物などの『もう使わないもの』を、空いた陣痛バッグに放り込んでいけば、お部屋も散らからずに済みますしね。(エコバッグなどを畳んで忍ばせておくのも便利です)
旅行中にお部屋が散らかりがちになったり、チェックアウトの際に慌てることの多い方は、特にバッグを分けることをおすすめしますよ。
また自身や赤ちゃんの着替えなど『退院時に使うもの』を退院バッグとして、合計3つの荷物に分ける方もいますが、バッグが多いとそれはそれで荷物になるので、この辺りは個人の裁量で良いと思います。
陣痛バッグと入院バッグの違い
【陣痛バッグ】と【入院バッグ】に荷物を分けたほうが良い理由を解説したところで、次は両者の簡単な違いと内容物の一例をご紹介しましょう。
これまで既に何度か触れていますが、分別のポイントは使うタイミングとシチュエーションです。
陣痛バッグ
陣痛がきた・破水したなど、自分1人で病院に行かなければならない状況になった時に、最低限これだけ持っていけば大丈夫!という荷物
大きい荷物は持ち運びが大変なので、トートバッグ程度のサイズにしておくのが吉。玄関などすぐ持ち出せる所に置いておくべし。
<中身の例>
- 入院書類や母子手帳・保険証・診察券・印鑑などの貴重品
- 水やペットボトルストローといった分娩時に手元に欲しいもの
- パジャマや産褥ショーツなど一泊分の着替え一式
- スマホの充電器
入院バッグ
分娩から退院までの入院生活中に必要となるものを入れておく荷物
身一つで急な入院となった場合にも、入院バッグは後から配偶者などに届けてもらえば大丈夫。
山王バースセンターでも配偶者による荷物差し入れが可能です。
しかし現在(2022.09)はコロナ禍のため面会は禁止で、ナースステーション経由で荷物を受け取ることになります。
残念ですがアイスクリームやフラペチーノなどの差し入れは諦めましょう。
キャリーケースや旅行用ボストンバッグに詰めて、届ける人が分かりやすい所に置いておきたい。(あらかじめ置き場所や存在を伝えてきましょう)
<中身の例>
- パジャマや産褥ショーツなど入院中の着替え
- 自身と赤ちゃんが退院時に着る服
- 洗面用具とスキンケアセット
- (必要な方は)円座クッションや授乳クッション,着圧ソックス,骨盤ベルト
おわりに
今回は「陣痛バッグと入院バッグの違い」「なぜ荷物を分ける必要があるのか」について簡単に説明しました。
イメージしやすいように簡単に分類すると、
『分娩時に必要なもの+最低限一泊分の荷物』は陣痛バッグ
『それ以外のすべての荷物』は入院バッグ
に入れておけば良さそうです。
お産はいつ始まるか分からず、大きな荷物を持っていく余裕がないこともあります。
そのため入院グッズを準備する際には、陣痛バッグ・入院バッグの2つに分けて荷物を作っておくのがおすすめです。
(本当は臨月になったら、外出の際には常に陣痛バッグを持ち歩く方が安心なのですが、お水が入ってたりするので重いんですよね……。せめて玄関先に置いておくと良いでしょう)
さて次回は、引き続き入院準備の補足情報として、「入院準備のタイミング」についてお話しします。
ここまでお読み頂きありがとうございました。